イエスがベツレヘムで生まれた後、東方の博士たちが星に導かれてエルサレムに来ます。彼らはユダヤ人の王として生まれた方を探しに来たとヘロデ王に伝えます。
ヘロデ王は不安に思い、祭司長や律法学者たちを集めてメシアの出生地を尋ねると、ベツレヘムだと答えます。
ヘロデは博士たちをベツレヘムに送り、見つけたら知らせるように言いますが、実際にはその子を殺そうと企んでいます。
博士たちは星に導かれてイエスのいる場所を見つけ、黄金、乳香、没薬の贈り物を捧げます。その後、夢でヘロデの元に戻らないように告げられ、別の道から自分たちの国に帰ります。
博士たちの帰還後、主の使いが夢でヨセフに現れ、ヘロデがイエスを殺そうとしていることを告げ、エジプトに逃れるよう命じます。
ヨセフは夜中にマリアとイエスを連れてエジプトに逃れ、ヘロデの死までそこに滞在します。これは「わたしはわが子をエジプトから呼び出した」という預言を成就させるためです。
ヘロデは博士たちに騙されたと知り、激怒してベツレヘムとその周辺の二歳以下の男児を皆殺しにします。これはエレミヤの預言の成就とされています。
ヘロデの死後、主の使いが再びヨセフに夢で現れ、イスラエルに戻るように命じます。しかし、ヘロデの息子アルケラオがユダヤを治めていることを知り、ガリラヤ地方に退き、ナザレの町に住みます。これにより「ナザレ人と呼ばれる」という預言が
成就します。
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