福音書マタイ4章紹介


イエスは聖霊によって荒野に導かれ、40日間断食した後、悪魔による三つの試みを受けます。 最初の試みでは、悪魔が「神の子なら、この石をパンに変えなさい」と言いますが、イエスは「人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つの言葉で生きる」と答えます。

二番目の試みでは、悪魔がイエスを聖都の神殿の頂に連れて行き、「神の子なら、飛び降りなさい。神が天使たちに命じてあなたを守らせると書いてある」と言いますが、イエスは「主なるあなたの神を試してはならない」と答えます。 三番目の試みでは、悪魔がイエスを非常に高い山に連れて行き、世のすべての王国とその栄華を見せて、「ひれ伏して私を拝むなら、これをすべてあなたに与えよう」と言いますが、イエスは「サタンよ、退け。『主なるあなたの神を拝み、ただ神に仕えよ』と書いてある」と答えます。

これにより、悪魔は去り、天使たちが来てイエスに仕えます。 ヨハネが捕えられたことを聞いたイエスはガリラヤに退き、ナザレを離れてカペナウムに住みます。これは、イザヤの預言が成就するためでした。 イエスは「悔い改めなさい。天の御国が近づいたから」と宣教を始めます。

イエスはガリラヤ湖のほとりを歩いていると、兄弟であるシモン(ペテロ)とアンデレが網を打っているのを見かけ、「私についてきなさい。あなたがたを人間をとる漁師にしてあげよう」と言います。彼らはすぐに網を捨てて従います。 さらに進むと、他の兄弟であるヤコブとヨハネが父ゼベダイと一緒に舟で網を修理しているのを見かけ、彼らを呼びます。彼らもすぐに舟と父を残してイエスに従います。

イエスはガリラヤ全域を巡り、会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、民のあらゆる病気や患いを癒やします。そのため、イエスの評判はシリア全土に広まり、多くの病人がイエスのもとに連れて来られ、彼らは癒やされます。 大勢の群衆がガリラヤ、デカポリス、エルサレム、ユダヤ、そしてヨルダン川の向こう側からイエスに従います。




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